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フィラリア検査や狂犬病予防接種の時期には健康診断として血液検査をする機会が増えます。その場合に血液検査の結果で尿素窒素が高く、クレアチニンが正常なケースに遭遇することがあります。しかし、ここで尿素窒素が高いからといってすぐに腎臓病と決めつけるのは危険です。ほかの疾患や尿素窒素が上昇する可能性がないかどうかを必ず検討する必要があります。

尿素窒素が上昇したときに考えること

尿素窒素は腎臓の問題のほかに、脱水・消化管内の出血・高タンパク食および食後の採血などで上昇します。健康診断で血液検査を行う場合、絶食状態ではないことが多いので、特に食後の採血かどうかは重要な情報です。また、もう一つの腎臓の指標であるクレアチニンは筋肉量に関係してきます。クレアチニンが低い場合でもあまり筋肉がないような個体の場合は解釈に注意が必要です。

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まずはオーナーに飲水量や尿量が増えていないかなどの症状がみられないか確認しましょう。そして絶食での再検査および、尿検査を実施します。尿比重が実際に低くなっている、さらに尿タンパクが出ている場合は腎臓病の可能性が高まります。また、クレアチニンは筋肉量が関係してくる項目なので、痩せていて筋肉があまりないような個体の場合は、SDMAなどの外注検査を利用すると良いでしょう。

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腎臓病を疑った場合、血液検査では尿素窒素・クレアチニンのほかにカルシウムやリン、電解質を測定します。また、糸球体腎炎やアミロイドーシスなどが疑われる場合は、アルブミンやコレステロールを項目として追加しましょう。さらに血液検査に加えて尿検査、血圧測定やエコー検査、レントゲン検査などの画像検査を行うと、より腎臓の状態が把握できます。

まとめ

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また、腎臓病と診断したときには、定期的に血液検査や尿検査・血圧検査などでモニターしていく必要があります。

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